ごあいさつにかえて 、あなたの経験は、だれかの光になる!

はじめまして。
YouTubeでは、「合格かなえ 」チャンネルをやっているので、かなえさんと呼ばれることもありますが
岸浩美(きし ひろみ)と申します。
私は、喪失カウンセラーとして、心の傷や悲しみに寄り添い、対話を通してのグリーフサポートをしています。
また、その先にある、人生の再出発を支えるための対話を、コーチングを通してお手伝いしています。
でも、本当のことを言えば、私自身が「もうダメかもしれない」と思った日々がありました。
それをどうしてきたのか、そしてなぜ今、61歳にして個人で活動を始めたのか。そんな私のストーリーを、聞いていただけませんか?
絶望の底で、自分を見失った
私は44歳の時、最愛の息子を交通事故で亡くしました。息子は18歳でした。
正確には三度失った、と感じています。
1度目は、遷延性意識障害(植物状態)と診断され、「もう、二度と以前の様な話ができない」「元気な息子と会えない」と知った日。
2度目は、病院で静かに息を引き取った日。
3度目は、火葬され、身体さえも無くなってしまった日。

悲しみは深く、どこにも行き場がありませんでした。
三回忌が終わってからも、うつ、PTSD、遷延性悲嘆(複雑性悲嘆)と診断され、私は完全に社会からも人からも心を閉ざしました。
食事に味がしない。
景色に色がない。
毎晩のように息子を探しに行く夢を見る。
なにもかもが、シラケてる。
「息子はどうしているだろう・・・」
「あの世は何処にあるの?」
「魂があるなら会いたい・・・」
当時15歳の次男をほったらかしにし、そんなことばかり考えていました。
大切な人を守れなかった・・・
息子を亡くしたことで、母としての自信も、人としての自信も無くし、次男との関わり方も分からなくなっていました。
だとしても、私までがいなくなってしまったら、次男はひとりぼっちになってしまう。
まだ、15歳・・・
それは、ダメだ・・・どうにかしなければ・・・

心の筋トレ、はじめました
精神科から出される安定剤や睡眠のお薬だけでは、社会復帰が難しく、そんな中で勧められたのが、カウンセリングやセラピーでした。
「大変かも知れませんが、岸さんの役に立つと思いますよ」と背中を押され
47歳、国立病院でセラピーを受けることにしました。
対話によるセラピーは、当時たんまりと宿題が出ました。
「では、岸さん、今週は息子さんのアルバムを見てきてください」
最初の頃は辛くて、「先生…できませんでした…」と答えるたび、先生も苦笑い。
それでも、「よく来ましたね」と毎回迎えてくれたことに、私は救われました。
ある日、「自分の感情に名前をつけてみましょう」と言われました。
最初は戸惑いました。でも、やってみると、自分の中にあった複雑な感情が少しずつ見えてきたのです。
感情に飲み込まれている私・・・、その私が私の感情を外側から観察し、それについて考える。
ひとりでは不安で辛いことも、側で支えてくれる人がいることで、時間がかかりましたが変わっていきました。
さらに、ほんとうは私はどうしたかったのか、そして、どうありたいのかが少しずつ見えてきました。
それは、まるで霧が晴れていくような感覚でした。
50歳からの学び直し、61歳での独立
カウンセリングやセラピーには驚くような効果がありました。
精神安定剤や睡眠導入剤などの断薬も含めて、完全に終結しました。再発もありません。
社会復帰もし、仕事をしながら
50歳で通信制大学に入り、死生学・宗教学・哲学・心理学を学びました。
6年かけて卒業して、さらに福祉大学に編入し、3年でかけて保育士・社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格を取得。

いわば、心のリハビリと人生の再設計を同時に行った9年間でした。
なんと、義務教育と同じ年月ですね。
学びの過程で得たのは知識だけではありません。
「私は、まだ伸びしろがあるんだ」と実感できたこと、「やればできる」という自分への信頼を取り戻せたこと。
それが、今の私を支える一番の力です。
学びは、年齢に関係なく始められます。
私は高卒からのスタートでしたが、苦手なレポートも、一つずつ丁寧に取り組むことで乗り越えました。
正直「なんで、これやってるんだろう…?」と思った日もありました。でも、そこで踏ん張ったからこそ、今があります。

自立と自律は、大切な人を守る力になる
学んできて、分ったことがあります。
そして、私はこれまでたくさんの女性とお話してきて確信しました。
みんな、本当に頑張っている。
でも、自分を後回しにしがちです。だから、私は伝えたいのです。
特に女性の「自立」と「自律」こそが、あなた自身と大切な人を守る力になる。
自立とは、経済的・精神的に他者に依存しないこと。
自律とは、自分の信念と価値観に基づてい行動すること。
どちらも、いきなり完璧になれなくていい。だけど、知ってほしい。意識してほしい。
実は私自身、24歳で結婚したときも、32歳で離婚したときも、何もわかっていませんでした。
とにかく目の前の生活を回すことで精いっぱい。
何処に向っているのか、何処に向えばいいのか分からないまま、がむしゃらに走り続け、行きたい場所が見えていなかった・・・
でも今は、「自分の人生を生きている」「行きたい場所がある」という実感があります。
それは、小さな自分分析の積み重ねと、勇気ある対話、自己開示の成果でした。
カウンセリングもコーチングも
「あなたのためにある時間」
私のセッションは、安心・安全な対話の場を何よりも大切にしています。
まずは心を整える。
次に未来を描く。
カウンセリングで過去と向き合い、コーチングで目標に向かう。
そのどちらも、あなたに必要なペースでご提供します。

「本当にこれでいいのかな?」
「どうせ私には無理…」って、思ってしまう。
そんなあなたの声にも、私は寄り添いたいと思っています。
そして、少し元気が出たら「変わりたい」「成長したい」「学びたい」って気持ちが沸いてくるものです!
ちなみに、私のコーチングを受けて「気づいたら転職してました!」という人も。
対話には、それくらいの力があるんです。
悲しみを抱えながらも、前へ
人は、心に傷を負っているときほど「話すこと」を避けがちです。
「現実を認めたくない」
「こんなこと、誰にも言えない」
「弱い自分を見せたくない」――そんな気持ち、よくわかります。
私もそうでした・・・
でも、心に蓋をしたままでは、傷は心の奥に沈み、やがて自分でもわからない重りになってしまうのです。
次第に、人生に対して怒りや憎しみまで沸いてきます。
そしてお酒や気晴らしに時間を費やし悪循環にハマっていきます。

抜け出さなくては・・・
私が最初に相談機関の扉をたたいたときも、足がすくみました。
最初は話せなかった・・・でも、次第に話すことで自分の考えを整理することが出来て、心も落ち着き、問題解決に繋がっていきました。
そして、考えに迷った時も
「私は1人じゃない」「誰かに頼っていいんだ」と思えたあの日から
私の人生が変わっていきました。
経験が、あなたの“武器”になる
私たちは誰しも、何かしらの痛みや挫折、喪失体験を抱えています。
でもそれは、あなたを苦しめる重荷ではなく、誰かを支える武器に変わります。
・・・ 息子を亡くした経験は、ずっと私の中で悲しみ、苦しみでしかない・・・
けれど、学び、話し、誰かに寄り添ううちに、それが「共感する力」になっていったのです。
あなたの物語も、誰かの希望になる。
そのことを、一緒に確かめていきませんか?

未来は、今ここから
あなたが今、人生のどこに立っていようとも、スタートは、今日、この瞬間から始められます。
まずは「話すこと」から、始めてみませんか?
私があなたの「伴走者」として、寄り添わせていただきます。
そして、一緒に歩いていきましょう。
自分の人生を、自分で選ぶ力を信じて。

最後に
〜あなたの経験が、だれかの光になる〜
私は今、「この世の土産話をいっぱい持って、あの世で息子に聞かせてあげよう」と思っています。
あの世があるかどうかは、まぁ…その時のお楽しみ。
あなたの人生にも、きっと語るべき物語があります。
「私なんて」「いまさら」なんてこともありません。
人生の主役は、あなた自身。
そして――
だれかが暗闇にいる時、あなたの経験がだれかの光となり、道しるべとなることでしょう。
資格
・社会福祉士(国家資格)
・精神保健福祉士(国家資格)
・認定心理士(日本心理学会認定)
・保育士(国家資格)
所属
公益社団法人日本社会福祉士会
公益社団法人日本精神保健福祉士協会
公益財団法人日本心理士学会
日本トラウマティック・ストレス学会
講演実績
・2020年
amebaTV出演(PTSDについて)
・2021年
NPO法人交通事故後遺障害者家族の会勉強会で講演
・2022年
横浜市人権啓発研修推進者研修講師
横浜市ケアプラザ研修講師
・2023年
横浜市青葉区の管理職研修第一回
横浜市青葉区の管理職研修第二回
武蔵野大学大学院グリーフケア特論にてゲストスピーカー
独立行政法人自動車事故対策機構職員研修ゲスト講師
・2024年
犯罪被害者等に関わる横浜市職員研修
遷延性意識障がい者家族の会わかば 講演
(家族が遷延性意識障がい者になるという体験ーその心の動きとケアについてー)
独立行政法人自動車事故対策機構職員研修ゲスト講師
・2025年
横浜市人権啓発研修推進者研修講師





職歴
高校卒業後:営業事務
結婚後:クリーニング取次店経営
離婚後:経理事務
息子の交通事故から19年間
「NPO法人交通事故後遺障害者家族の会」と関り、後に理事&相談員を務める。
56歳:放送大学(心理と教育コース)卒業
59歳:東京福祉大学(社会福祉学部 福祉学科)卒業
現在:「ゴールサポート会議室」を開業(2025年5月1日)
喪失、心の傷、悲しみを癒し、次の目標に向かって踏み出すためにオンラインを活用し、1対1で人生会議を進めるゴールサポート会議室です。また、支援者にとっても癒し、整え、学びを得られるゴールサポート会議室です。
50歳から大学で学び、卒業後も学びは継続中
・国立精神・神経医療研究センター
PTSD対策専門研修
(A.通常コース)
(B.専門コース)
(C.犯罪・性犯罪コース)
・GHCDコーチング6カ月
・認知行動コーチBasic研修
・認知行動コーチEXPERT研修
・発達障害支援コーチング研修
・エニアグラム心理学コーチング研修
・遷延性悲嘆症に対する認知行動療法(PGDT)の臨床研修(武蔵野大学)
・リーシンク教授による心的外傷後ストレス症への認知処理療法の基本研修
・大野裕教授による認知行動療法研修
・GCCグリーフカウンセラー養成講座
支援する方へ
カウンセリングやコーチングは、「困っている人」だけのものではありません。
実は、人を支える立場にいる支援者こそ、自分自身の心と向き合う時間がとても大切です。
そして、支援する人こそ、カウンセリングやコーチングを「受ける経験」がとても大切になってきます。
1.実際に「受ける」ことで、支援の質が深まる
・どんな言葉が安心につながるか
・どういう関わりが心を開くきっかけになるか
・受け手として何がありがたくて、何が違和感だったか
…を体感できます。
これは「技法」ではなく関わりの感覚を身につけることにつながり、支援の質を大きく高めてくれます。
2.自己理解、自己覚知が深まり、ぶれない支援者になる
支援の現場では、自分の価値観や感情が揺さぶられることもあります。
カウンセリングやコーチングを通じて
・自分の弱さや限界を知る
・なぜこの仕事をしているのか原点を見つめ直す
・トラウマや疲労を整理し、リセットする
自己コントロール、自分を整える力が育ちます。
3.共感力と信頼性が増す
「支援を受ける」という経験は、クライアントの立場への理解を深めてくれます。
「自分もこんな風に助けられた」「だからこそ今ここにいる」
そんな言葉には、伝わるリアルが宿ります。
「一方的に支援する人」ではなく、「人と人として共にいる支援者」に変わっていきます。
支援の現場で「喪失」「心の傷」「悲しみ」に直面することが少なくありません。
例えば
・利用者が家族や仕事を失ったケース
・災害、虐待、離別、病気などの深い喪失体験
・長年の貧困や差別からくる目に見えない痛み
自分の価値観が揺さぶられたり、感情が残ってしまったりすることもあるでしょう。
そんなとき、「話す」「聴いてもらう」「整理する」ことで、支援者としての軸が整っていきます。
私のセッションではカウンセリングの他に【ロールプレイ】【コーチング】もございますので、どうぞご活用ください。